• 講師・講演情報(実技)

    8月27日(土)00:00 - 00:00

    題名)SEM試料作製及び装置の使い方のコツ ~装置編~

    走査電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope)は真空中で細く絞った電子ビームで試料表面を走査し、その際に試料から出てくる様々な信号を検出して、試料表面の拡大像を画面上に表示する装置です。その像形成の原理と電子銃や対物レンズの種類をはじめとした装置の構造、観察に用いる信号の発生メカニズムと得られる像情報の違いや特長について紹介します。また実際の観察において、良好な画像を得るための像調整の仕方、観察条件の設定方法と取得画像に与える影響、帯電、コンタミ、ダメージなどの回避方法についても、実機操作を交えながら紹介いたします。
  • 坂上 万里

    Mari Sakaue

    プロフィール)

    東京大学大学院理学系研究科生物科学 修了、
    現在(株)日立ハイテク 解析ソリューション開発部 東京ソリューションラボ(溝の口)に在籍。大学時代にTEMを用いた酵母の研究、大学院で染色体を蛍光顕微鏡、SEM、AFMを使用して研究したことで電子顕微鏡の世界に興味を持ちました。入社以来ずっと、SEMを中心とした装置のデモやアプリケーション開発に従事しております。最近の趣味は料理、犬の散歩(時々ランニング)、筋トレ、お酒です。

  • 髙木 孝士

    Takashi Takaki

    北里大学衛生学部卒業、医学博士(関西医科大学)

    病院、BML、SRLの二つのコマーシャルラボを経て㈱JEOLに勤務。2017年に昭和大学電子顕微鏡室講師、現在は昭和大学電子顕微鏡室 准教授を務めています。

    高校からボクシングをしていましたが、昔は割れていた腹筋も今では・・・

    TEMを専門として研究をしておりますが、最近はSEMの研究ばかりで医歯薬出版の『染色法のすべて』でも、TEMではなくSEMと免疫電顕の執筆をしています。

    仕事柄、全国各地の電顕施設に行く機会があったため、様々な方から多様な手技手法を教えて頂く機会があり、知識と技術はかなりあるかと思います。

    ただ、本当の強みは、知識よりや技術よりも、誰に何を聞けば良いかの引き出しが人より多いことだと思っています。

    趣味はバイクから園芸(気になった食材は自分で育てて食べる)に金継にカメラにお酒に・・・とかなり多趣味で書ききれません。