• 講師・講演情報(実技)

    8月3日(土)9:30 - 17:00

    「SEM試料作製から撮影まで」

     

    SEMの試料作製法
    動物試料の一般的なSEM試料作製法の実技が主体ですが、時間の許す範囲で、遊離細胞の観察法や細胞成分の除去法、結合組織の観察法なども紹介します。

    SEM試料作製及び装置の使い方のコツ ~装置編~
    走査電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope)は真空中で細く絞った電子ビームで試料表面を走査し、その際に試料から出てくる様々な信号を検出して、試料表面の拡大像を画面上に表示する装置です。その像形成の原理と電子銃や対物レンズの種類をはじめとした装置の構造、観察に用いる信号の発生メカニズムや得られる像情報の違い、特長について紹介します。また観察において、良好な画像を得るための像調整の仕方、観察条件の設定方法と取得画像に与える影響、帯電、コンタミ、ダメージなどの回避方法について、説明のみではなく、実際にサンプルを用いて操作しながらご確認いただきます。実機には最新のFE-SEMを用います。実サンプルをご準備いただき、観察条件を検討することも可能です。
  • 近藤 俊三

    Shunzou Kondo

    プロフィール)

    職歴:1974年 三菱化学生命科学研究所入所
    2003年 同研究所定年退職
    2003年 日本電子(株)技術顧問として入社、現在に至る
    学位:獣医学(東大農学部) 
    趣味:バードウオッチング

  • 坂上 万里

    Mari Sakaue

    プロフィール)

    東京大学大学院理学系研究科生物科学 修了,
    現在(株)日立ハイテク コアテクノロジー&ソリューション事業統括本部 サービス企画部に在籍。入社以来ずっと、SEMを中心とした装置のデモやアプリケーション開発に従事しておりましたが、昨年度より、装置ご購入後のお客様に装置をより有用にご使用いただくためのコンテンツ作りなどを試行しております。最近の趣味は料理、犬の散歩、筋トレ、お酒です。