• 講師・講習情報(実技)

    8月3日(土) 9:30 - 17:00

    「包埋前免疫電顕法」

     

    生物の機能と構造ならびに病的変化を観察するときに、観察対象とする細胞が発現する物質の局在を、特定の物質の抗原抗体反応を利用して特異的に電子顕微鏡で可視化する方法が免疫電顕です。免疫電顕法は、①包埋前免疫電顕法、②包埋後免疫電顕法、③凍結割断レプリカ免疫電顕法の3つに分類されますが、本実習では①包埋前免疫電顕法を扱います。特に、包埋前免疫電顕の画像が綺麗なものは「フローティング切片」を用いたものが挙げられます。受講していただく皆様には、マイクロスライサの使い方と免疫染色での前処理Freeze-thawing法とMicrowavingによる抗原賦活化法)を組み合わせた免疫電顕法をマスターしていただければと思います。
  • 齊藤 成

    Sei Saitoh

    プロフィール)

    藤田医科大学 医療科学部 臨床教育連携ユニット 病態システム解析医学分野

    大学生の頃、山梨医科大学の大野伸一名誉教授の電子顕微鏡写真に興味を持ち、学生生活の中で解剖学教室に足を運んでいました。若い学生当時、まさに電子顕微鏡は最先端科学の象徴でした。電子顕微鏡は細かい作業が多くて、なかなかうまくいかないと思われる方も多いですが、コツを掴めるとパワフルな研究ツールになると思います。研究は楽しいのが一番ですから、簡単で誰にでもできる包埋前免疫電顕法を体験しましょう。2児の子育てに奮闘中です。
  • 志茂 聡

    Satoshi Shimo

    プロフィール)
    健康科学大学健康科学部リハビリテーション学科
    担当するコースでは、齊藤成先生(藤田医科大学)とともに包埋前免疫電顕法についてご紹介します。当日は技術の習得とともに、参加者の皆様と講師の先生方との情報共有および交流の場になれば幸いです。参加者の皆様とお会いできることを楽しみにしております。趣味は音楽演奏(ギター、ベース、ドラムなど)です。どうぞよろしくお願いいたします。