講師・講演情報(実技)
8月27日(土)00:00 - 00:00
題名)超薄切:生物試料超薄切の基礎
~Array tomography、材料など~
薄切片法に関する資料は多くありますが、その習得にはある程度の訓練が必要であり、何より重要なのは実際に見て習うことです。しかし近年は人員の削減などで、周囲に技術を持った人がいないということもあります。今回は複数の担当者が各施設で得意とする分野の薄切方法を解説します。今回の実技講習では、ウルトラミクロトームとダイヤモンドナイフを使用し試料のトリミングから光学切片・超薄切片作製までを行う予定です。
薗村 貴弘
Takahiro Sonomura
プロフィール)
埼玉県浦和市(現さいたま市)出身。2002年鹿児島大学 歯学部卒。2002年鹿児島大学歯学部口腔解剖学第一講座助手。2013年金沢医科大学医学部解剖学II講師、2017年朝日大学歯学部解剖学准教授、2020年より同教授を拝命し現在に至る。鹿児島大学在職中の2005年より、京都大学医学研究科高次脳形態学教室(金子武嗣教授)へ研修と称して5年間出入りし、その間、中枢神経系の光学顕微鏡像と三次元電子顕微鏡像の相関観察に執着し電顕のいろはを学ぶ。金沢医科大学解剖学II(本間智教授)在職以降は肉眼解剖学の道にもどっぷり浸かり、無謀にも超緻密な山田致知解剖(実習解剖学)を歯学部の解剖学教育で適用することを試みている。結果的に歯学部出身にもかかわらず、ほとんど関係の無い神経解剖学(脳)、顕微鏡解剖学(電顕)、全身の肉眼解剖学と仕事の幅を広げすぎたため自分の現在地を見失いつつある。
最近スマートフォンが壊れたため強制的デジタル・デトックスを実践中。趣味は写真とサッカーと筋トレ(ベンチプレス110 kg)。サポーターであることを告白すると要らぬ敵を作りがちな浦和レッズファン。伊藤 喜子
Yoshiko Ito
プロフィール)
電子顕微鏡の前処理装置の仕事に関わって、早4半世紀。生物試料はじめ、高分子、電極で使われる金属類、たまに無機材料。今回は、実施しませんが凍った状態での切削など、多種多様な試料を切ったり観たりのサポートをさせていただいています。
ウルトラミクロトームは、薄く切る事に特化した装置で、ほぼ精密装置のメカです。最低限の電動化が施された、ほぼ機械式で、TEMのレベルの切片をコンスタントに作製できる素晴らしい装置なのです。
ここでは、ウルトラミクロトームを使っているのだけれど、もうちょっと装置を上手に使いこなしたいなとか、アドバンステクニックに挑戦してみたいななど、ちょっと面倒なあれこれを、その場で解決できないかもしれませんが、ご相談に乗れたらと思っています。
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電子顕微鏡室
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